どうも!じゃくそん(@arayashiki_Jcsn)です。
最近、一才のむすっこの鼻水スキルが急上昇して、私に飛ばす技と擦り付ける技を身に着けました。
そんな事はさておき、今回は赤ちゃんが生まれてすぐのママ&パパに向けて、産褥期(さんじょくき)の過ごし方についてお話していきたいと思います。
これから赤ちゃんを迎えるママはもちろん、ぜひともパパに読んでほしい記事です。
現実問題、医療の進んでいるこのご時世だから…と甘く見ていた私は、産後一年が経った今も継続している体調不良に悩まされています。
この記事は、産褥期を迎えた当時の自分に何より伝えたい事をまとめました。
これから始まる、喜怒哀楽の育児の日々を夫婦で楽しく仲良くパワフルに乗り越えて行ってもらうために、ぜひ最後まで読んでくださいね。
- もうすぐ第1子が生まれるママ&パパ
- 産後の妻の体調不良が心配なパパ
- 産後のママが塩対応の中、第2子の誕生待ちのパパ
そもそも産褥期(さんじょくき)って何?
妊娠・分娩によってもたらされた母体の諸変化が,分娩の終了から非妊正常状態に復元するまでの,6~8週間の期間を産褥または産褥期といい,産褥にある婦人を褥婦puerperantという。この期間は子宮復古,乳汁分泌,内分泌機能などの著しい変化を伴い,心理的にも不安定で,産褥ノイローゼ,精神病が起こりやすい。…
つまりは、出産から産後2か月くらいまでですね!
産後の体は思った以上にダメージ受けてます
産後の体がどんな状況なのか一例をあげてみると…
- 出産で赤ちゃんの通過で骨盤に交通事故程度の負傷
- 会陰の縫合あとが生活の何気ない動作でズキズキ
- 帝王切開の手術跡がズキズキ
- 授乳によって血が滲む、ちぎれそうな乳首
上記のような状態になります。さらに、
経腟分娩の場合、通常は分娩中と分娩後で約500ミリリットルの出血があります。
さらに、帝王切開では通常の分娩の2倍程の出血量だと言われています。
そう、貧血でフラフラなんです。
そんな中、2~3時間刻みの細切れに赤ちゃんへの授乳タイムが入るので、睡眠不足も加わり、普通なら癒える傷も癒えません。本当に。
当時を振り返ると、本当に寝ていなくて無意味に涙が出たりしていて休養って本当に大事だと思います。
ママの体にとっても夫婦にとっても今後を決める大事な時期
あまり実感がないかもしれませんが、この時期のママには体の変化はもちろんのこと、パパ以上にめまぐるしい環境の変化が訪れます。
そんな中、生まれたばかりの赤ちゃんを元気に育てる為に育児を行わなければいけません。
しかし!!!!先ほどお話したように、産後の体は思っている以上にダメージを受けています。
医療の発達する前は、床上げ(産褥期の回復)が悪く、命を落とすことも間々あったようです。
私は、この時期をどう過ごすかで、その後の家族計画や夫婦関係も変わってくるとすら思っています。
産後ハイで、ママも自分を過信してしまう時期
産後のママあるあるですが、産後はホルモンの影響なのか、謎のハイテンション状態が訪れます。(もちろん個人差はありますが)
その影響のせいか、ママ自身も自分が体に負っているダメージに気がついてない事も多かったりします。
- 産後思ってたより辛くないなー(ホルモンのせいで気がついてない)
- もともと体丈夫だし、動けるからヘーキヘーキ!
- 赤ちゃんかわいー!赤ちゃんかわいー!赤ちゃんかわry(以下略
いや、寝ろや笑。と当時の自分に言いたくなりますが、人体は本当によくできています。
新生児のお世話は睡眠時間が細切れになるので、それを見越して母体も変化しています。
そんな理由もあり、パッと見は元気なママを見て、パパもそんな体の状態を深刻に受け取らないケースも多々あるかもしれませんね。
ママは自分が無理をする事で、その後の家庭に大きな影響を与える事を忘れないように『出来る限り』休みましょう。
パパが主導権を握って、率先してママを休ませよう
そんなこんなで、思った以上にママ(特に第一子)は自分の体の状況を把握していません。
パパはママが元気そうに見えてもしっかりとサポートしておきましょう。
後述しますが、新生児の育児は長期間に及ぶママの体調不良や不信感を大量に生みだす時期でもあります。
逆に言えば、この時期にきちんと対応できればその後の家庭生活も穏やかなモノになる確率はグ――ンと上がります。
ぜひとも、産褥期のママは1~2か月間は授乳以外休ませるくらいの勢いと気持ちでいて欲しいと思います。
夫婦の間に最初に訪れる試練の時期が産後~子育て期間
【 結果 】産褥期を舐めてたらこうなった
前置きが長くなりましたが、ここからは産褥期を舐めてかかっていた私がどうなったのか、お話していきたいと思います。
詳細は省きますが、簡単に言うと『産後ハイと強がりで頑張ったら体壊した』っていう結果になりました。
しかも、人生でも大病しない限り滅多に見ないだろうなぁ…程度の不調に襲われました。
一年経った今、ほんの少し体調も落ち着き始ましたが、それでも辛い日々です。
『え…コレヤバい病気?』と思う症状の数々が発生
産後ハイと謎の根性論を武器に、私は産褥期を軽く見たまま産後2ヶ月が経過しました。
そんな中、体に異変が起こり始めたのは、少しだけむすっこの睡眠が安定し始め、3か月目を迎えようとしていた頃でした。
産後1年が経った今、症状はようやく落ち着き始めましたが、妊娠前の体調には全く戻る気配がありません。
今でも、少し無理をすると上記の諸症状が現れることがあり、産後すっかり変わってしまった自分の体質に、恐ろしいと思うばかりです。
ぎっくり腰の様な、鋭い痛みが頻発
確かそれは、産後1か月半が経った頃でした。
昼間、むすっこを寝かしつけ、少し横になろうとした時の話。
つかの間の休憩を取ろうと、ベットにコローンと横になった時でした。
特に激しく横になったわけではないにも関わらず、ぎっくり腰?のようになり、激痛過ぎてベットでフリーズ。
最初の不調はぎっくり腰?のような症状からでしたが、この症状はいまだにちょっと座った時や横になった時にチョイチョイ出るのがキツい…。
頭が割れそうな程の頭痛と吐き気
腰痛を皮切りに、連日の睡眠不足も影響しているのか日々頭痛に襲われ、その副産物として強烈な吐き気にも見舞われました。
当時は、母乳を与えていたこともあり頭痛薬を飲むのも気がかりで飲めずの状況の為、とても大変でした。
頭痛は誰しも一度は経験しているでしょうが、日常生活がかなり面倒に感じますよね
1カ月半強にわたり延々と続いた、強い腹痛と下痢
前述したぎっくり腰や頭痛はしばらく安静にしていれば落ち着きましたが、この症状が一番つらいものでした。
症状が始まったのが初夏頃だったので、数日はお腹でも冷やしたのかと楽観的になっていたのですが、1週間経っても、2週間経っても毎日トイレにこもりっ切り。
汚い話ですが、強い腹痛下すだけではなく一緒に下してしまう為、家事もろくに出来ず…。
もちろん自分の意志とは関係なく、入浴中でも夜中でもお構いなしにやってくるので、更に睡眠不足になる始末。
『何かヤバい病気かも…』と思って、病院に行っても、原因不明の診断を受け続け、絶望していたのを覚えています。
新生児の世話をしながら、1日のほとんどの時間をトイレにこもる生活は本当につらいモノでした。
精神的な不安定と、荒れる家庭内。
前述した数々の体調不良のコンボに加え、睡眠不足&頼れる人が誰もいない状態での育児は、思っていた5,000倍くらい大変でした。
産後3ヶ月が経つ頃から1か月強、前述した症状が最高潮になり、私はむすっこのお世話以外はほぼ寝たきりになりました。(厳密にはトイレにいましたが。笑)
その結果、我が家は散々に荒れてしまいました。
~我が家の場合~
- オットーは料理が出来ないのでまともな食事がとれず(惣菜&レトルト&カップ麺)
- 部屋も散らかり放題(体調不良過ぎてトイレ&ベットに籠らざるをえない)
- 家庭内の雰囲気がギスギス(睡眠不足&ホルモンバランスの崩れ&体調不良の数々で自分では精神状態をコントロールできない&仕事で疲れてる、とケンカが増える)
箇条書きでザっとしか書いていませんが、恋人だったり新婚の頃にどれだけ仲良くても、育児の壁は「そんなの関係ねェ!!!」と余裕で覆してきます。
まとめ
昔は産褥期(産後の肥立ち)が悪くて命を落とす場合も多かったと言われています。
いくら医学が進歩したといっても、大丈夫だと楽観視をしないようにしてください。
せっかくやって来てくれた赤ちゃんに、夫婦で全力の愛情を注げる環境を整える為にも、ママはゆっくり体調を整えてくださいね。
この時期メインで家計を支える立場のパパも、新しい家族が増え気持ち的にも大変かもしれませんが、手伝えるところは出来るだけ手伝ってあげてください。
- 授乳以外は休むくらいの勢いで、積極的に体を休めよう!
- 根性論みたいなのはダメ、絶対。
- 最終的にママが回復しないと、もっと大変だと理解して積極的に協力しよう!