何となく聞いた事があるかもしれませんが、夫婦の関係って産後から悪化する事ってすごく多いです。
厚生労働省の「全国ひとり親世帯等調査結果報告(2016年)」によると、全体(死別を除く)の約4割が子どもが0〜2歳の時…つまり「産後2年以内」に離婚を決意。子どもが3~5歳の時に離婚した家庭を含めると、その数は全体の6割に達していたのです。
-産後夫婦ナビより
今回はそんな十分離婚原因になりうる、育児ストレスの原因について、自身の体験とむすこの通う保育園の保護者の声をもとに、月齢別に3歳までの期間にまとめました。
もちろん、個人の性格によってストレスを感じる大きさも違いますが、子育て中ならだれでも経験するだろう内容にまとめたので、この記事を産後の夫婦関係の参考にしてみて下さい。
出産を控えているプレママとパパも、すでに子育て中のママも、そして家族のために頑張ってくれているパパにも是非読んでほしい内容です。
ではどうぞ。
育児ストレスの原因は子供の成長とともに変わる
別記事で書きましたが、一言で育児ストレスと言っても、その内容は様々です。
新生児~半年
この時期のストレスの主な原因として、こんなものが考えられます。
- 深刻な寝不足
- 手探りの育児による気疲れ
この時期は、本当に睡眠不足との戦いが尋常じゃありません。笑
別の記事にも書いたんですが、一日の睡眠が細切れで4時間ちょいとかが連日続くんです。
わが家の場合、おっとーがお仕事してる間、誰も頼れる人がいなかったから、マジで私一人。
それだけでは「ふーん」感もあるので、産婦人科を退院した翌日の私の一日を図にしてみました。
その当時、おっとーのお仕事は平日だから週に5日は一人。
しかも仕事が朝早い(4時半起き)から、帰宅時間からおっとーの就寝時間までは4時間ちょい。
もし、当時の私のように、あなたのお子さんが第一子だった場合。
そんな寝不足で判断力もぼんやりした中、限界まで張り詰めた状態で手探りの育児はかなりメンタルを削ります。
体調が万全じゃないのに睡眠不足とか、ちょっと鬱気味になります。
ママはこの時期に無理をすると本当にキツイ目に合うから、もしこの記事を読んでるパパがいたら出来る限りのサポートをしてほしいです。
半年~1歳
この時期のストレスの主な原因には、こんなものが考えられます。
- 行動範囲の拡大による危険の増加(ハイハイ・つたい歩き・口に何でも入れる)
- 周囲の子供との成長の違いによる気疲れ(ママ友との情報交換)
- ホルモンバランスの乱れによる体調不良(抜け毛など)
子供の首も座り、ハイハイや歯が生える…などの成長が出てくるので、同じ月齢の子供と自分の子供の発達状況の違いが気になりはじめるママも多くいます。
さらに、この時期には産後の悲しみイベント『抜け毛の増加』が起こるママも。
産後の抜け毛、全然ないなー☺️なんて呑気にしてたらここ数日、シャワー中にごっそり😨え、これ、禿げる勢いだけど大丈夫?
— まいも®︎3m (@maimo321) May 24, 2021
個人差はありますが、だいたい3~4か月あたりからのスタートします。
今洗面台を見て、これが産後の抜け毛…と衝撃を受けている
— みずたま☺︎41w4d→3m (@mizutama0401) May 28, 2021
1歳~2歳
この時期のストレスの主な原因としては、こんな理由が考えられます。
- さらに行動範囲が広がり、危険が増える(手の届くものが増える、なんでも触る)
- 後追いや昼寝時間の減少など、やるべき用事がなかなか進まない
赤ちゃんの性格にもよりますが、子供は好奇心旺盛な事が多いので、初めて見るものはだいたい触ろうとします。
しかも、大人と違う着眼点で生きているので、何に興味を持つのか全く想像がつきません。笑
さらに、構ってほしい欲求が高いので、四六時中ママを監視する傾向にあります。笑
コレ、かわいいですが本当に何もできないのでストレスがすごいです。
2歳~3歳
この時期のストレスの主な原因には、こんな理由があります。
- 自己主張やこだわりが本格化し、精神的に疲れる
- イヤイヤ期が出始め、普段の生活も一筋縄ではいかない
特に保育園に子供を通わせている場合、このイヤイヤ期が本当に厄介です。
朝、家を出るまでの道のりは大変なこともしばしば。
いったん火がついてしまうと、そこから大火事になる場合も多いし、その中で時間が迫っているとパニックです。
他にも、ママとパパで態度が全然違う。なんてケースもザラです。
具体的には、パパと二人で過ごしているとお利口で、ママが現れた瞬間にワガママで甘えん坊になる…などです。
産後の急激な老化はショックとかじゃなくてもはや悲しみ
パパはパパで、ちょっとくたびれたママに「急に老けたなぁ…」とか思うこともあるかもしれません。
しかし!当然ながら、そんな事は当事者であるママが一番わかっています。笑
さらに悲しいことに、独身時代や新婚時代みたいに自分をゆっくりケアする時間はなかなか取れません。
からかい半分でもママの用紙を小馬鹿にするのはやめておきましょう。
おまけ:私の場合(産婦人科退院~産後1年)
最後に、ややお見苦しいですが、私のリアルな記録を紹介します。
私の場合
私は、産婦人科を退院した日から育児ノートをつけていました。
当時を振り返るために、ページを開いてみると、一人目の子供だし睡眠不足だし…で気持ちに全く余裕がなかった事がうかがえます。
どのくらいかというと、産婦人科退院日あたりはこんな感じでしたが、
育児にも慣れ、まとまって眠ってくれるようになった1歳直前の頃はこんな感じです。
母親は、いつでも子供のことを何かしら気にしてたり心配している…っていう太古からの習性を無事に受け継いでいるのが確認できました。笑
そのむすこも現在は3歳。
今の悩みはイヤイヤ期のむすことの付きあい方です。
でも、だれかイヤイヤ期のうまい付き合い方を教えてほしい。(切実
まとめ
駆け足ではありましたが、子供が生まれてから3歳までの主なママのストレスの原因を紹介しました。
今回紹介したのは、あくまでも子育てメインでの話ですが、ママが育休中だった場合は職場復帰後の職場との関係も大きなストレス要因になります。
夫婦で協力して、お互いにうまく息抜きをしよう
パパは仕事、ママは育児にウェイトを置くことが多いかもしれませんが、それぞれお互いにわからない苦労や大変さがあることを理解しておきたいところです。
お互いの気持ちをしっかり共有することが、すれ違いや行き違いを防ぐ効果的な方法だなのかもしれませんね。
- 「俺が・私が大変」ではなく、お互いに頑張っていることを知ろう
- キツイことや嬉しかったことを普段から共有できる関係を作ろう
記事の冒頭にも書きましたが、離婚原因にもなりうるこの時期を一緒に乗り越えられれば、夫婦の絆はきっともっと強くなるはずです。