今まで夫婦仲が円満だったのに、子供ができてからの嫁は人が変わったようだ…。なんて話をよく聞きます。
子供が手がかからなくなってきた位でも継続しているなら別の話ですが、もしかするとそれは育児疲れ(ノイローゼ)が原因かもしれません。
育児ノイローゼはママの性格にもよりますが、パパが協力をすれば防げたり改善が望めます。
本当に悪化してしまうと離婚や、浮気、育児放棄などの一家離散の状況になりかねません。
そうならないためにも、今一度チェックリストを見ながら夫婦関係を振り返ってみてくださいね。
アナタの嫁は育児疲れ?簡易チェックリスト
では早速、あなたの奥様の疲労度をチェックしてみましょう。
A | B | C | |
①嫁はいつもイライラしている | はい | たまに | いいえ |
②あなたは育児への参加は | とくにしない | 言われれば | 自発的に |
③毎日夫婦で会話する時間が | そんなにない | ほどほどに | 多くある |
④子供の成長や発達の段階を | 知らない | 嫁から聞く | 沢山言える |
⑤外出時の子供用の荷物の準備が | わからない | 少しわかる | できる |
⑥夫婦の周囲に子育て協力者が | いない | 自分の親 | 複数いる |
⑦入浴するときは | 自分だけ | たまに子供と | 子供と一緒に |
⑧育児へのスタンスは | わからない事は 参加しない |
できそうなら やってみる |
とりあえず 一度やってみる |
⑨最後の出産から | 1年半以内 | 1年半~3年 | 3年以上 |
⑩母親は子供のいろいろな事を | 分かって当然 | 自分より 分かっている |
分からない事も あって当然 |
⑪自由時間ができたら、その時嫁は | 何もしない・寝る | 趣味に充てる | |
⑫(産後一年~の方)夫婦のSEXは | レスだ・またはレス気味だ | 定期的だ | |
⑬嫁の趣味や好みを | 知らない | 少し知っている | 詳しく知っている |
さてA~C、それぞれいくつずつになったでしょうか。
結果を見ていきましょう。
チェックリストの診断結果と解説
察しのいいパパなら、診断している最中からすでに気が付いていると思いますが、チェックリストの結果はこうなります。
Aが一番多い…すでに育児ノイローゼになってるかも
Bが一番多い…育児ノイローゼ予備軍
Cが一番多い…育児ノイローゼ以外が原因
あなたの結果がAとBだけしか該当していないなら、家族がめちゃくちゃになる前にすぐに対策をしましょう。
Aが多かった…今すぐ対策を!
育児を丸投げしていませんか?
仕事が激務で疲労困憊だったり何か事情があるのかもしれません。
しかし、一度親になった以上はそうもいっていられません。
状況がさらに悪化する前に、何かしらの対策をしましょう。
Bが多かった…改善の余地あり
え…?他の家庭もそんなもんじゃないの…?
そんなに我が家は悪くないはず…と感じているかもしれませんが、もう少しママに歩み寄ってみましょう。
仕事で忙しい等あるかもしれませんが、奥さんへ言葉や態度でねぎらいを伝えるだけでも随分変わります。
Cが多かった…育児ノイローゼ以外が原因かも
結果を見る限り、あなたは「産後の恨み…」なんて言葉とは無縁の神夫です。
奥様の不調は、育児のストレス以外の部分を考えてみてもよさそうです。
番外:この質問がAに当てはまったら致命的
全体的にはBかCが多かったパパでも、この質問でAが当てはまっていると特に育児ノイローゼは加速しやすいので重点的に改善しましょう。
②あなたは育児への参加は | とくにしない |
③毎日夫婦で会話する時間が | そんなにない |
⑩母親は子供のいろいろな事を | 分かって当然 |
⑬嫁の趣味や好みを | 知らない |
②育児参加をしない
育児ってどんなイメージでしょうか?
おむつ替えるのが面倒とか、どう接していいかわからないとか、それぞれ違います。
実際のところ、我が家の場合だと夫は新生児の息子がフニャフニャ過ぎて扱い方がわからず、怖かったとのこと。笑
夫が自発的にオムツを替えてくれるようになったのは、息子が確か生後半年を過ぎたころだったような気が…。
正直、育児の参加はできる時だけで十分だと個人的には思っています。
パパには仕事があるでしょうし、翌日の仕事に響かないように、夜中に面倒を見るのがママでもある程度は仕方ありません。
ただ、忘れないでほしい事があります。
赤ちゃんの頃の思い出は本当に一瞬なので、夫婦で一緒に大変な思いや喜びを共有して、思い出を作らなければもったいないです。
家の中に夫のいびきが響いてる中で、1人で三人の世話してるのが嫌だ。孤独と虚しさと、なんだろうな。失望感かしら。
人間って自分勝手な思考だな。
起きて何もしない夫の前で世話していると、せめて寝ててって思う。寝てたら、寝てたで毎日悲しくなる。結局一緒に育児がしたかったんだよなぁ— car pan (@car_pan) June 16, 2021
なぜ、私がこんな言い方をするかというと、 人と人の絆を強くするのは、思い出や気持ちのつながりだからです。
子育ての時期をどう過ごすかは、家族や夫婦のこれから先の未来を一緒に歩むエネルギーになります。間違いなく。
どうせ同じ年月が過ぎるなら、夫婦で子育ての思い出をたくさん作ったほうがいいですね。
自分が年を取った時に、横にいるのは夫か妻のはずなんですから…。
③毎日夫婦で会話する時間をとっていない
コレ、本当にキツイです。一番重視してほしい項目かもしれません。
何がキツイかって、子供が小さなうちは言葉が通じないし、ほぼ子供にかかり切りで一人で耐える事。
おしゃべり好きでない人でも、やっと話せる相手(パパ)が帰ってきたら、今日大変だった事なんかを聞いてもらいたくなります。
家事育児をほとんど手伝わない夫でも
日頃のコミュニケーションがしっかり行われている家庭は、
妻の不満がそうでない家庭より少ないみたい。
一方で、家事は手伝ってもコミュニケーションが不足してると妻は不安になる傾向。
パパは、とにかくコミュニケーションが大事だ!共感重視の話し合い!🗣
— 東大卒新米パパの子育て研究所(0-5歳児向け) (@todai_kosodate) June 13, 2021
乳児時代の育児は『孤独』との闘い。
現代では、会話する相手がパパしかいないなんてザラ。
『今はLINEとかツイッターとかあるじゃん!』とか、そういうのはなしです。
バーチャルじゃなく、きちんとリアルな体験じゃないと癒せないものもあります。
⑩母親は子供のいろいろな事をわかって当然だ
もしあなたがそう思っているなら、冷静に考えてほしい事があります。
『初対面の人間の性格や好みを自分はわかるのか』
相手はわが子でも、初対面の人間に変わりはありません。
そう感じるのは、奥さんが試行錯誤をしながら子供に向き合った結果のはずです。
正直にいいます。簡単なことじゃないです。「母親なら当たり前」と言われることでも、男の私がやってたら「すごい」と言われたりする。そうです、すごいんです。「ママが」当たり前のように子育てしているのがその裏側には、悩みや葛藤、試行錯誤の連続がある。みんなやってるからと言って簡単ではない
— ツキカネ@子育ての間に副業 (@tsukikaneyuuji) June 16, 2021
アナタの母親はどうでしょうか。
自分のことを、しっかり解ってくれていたといえるでしょうか。
『母親は子供のことをわかって当然』は母親の大きな愛情と苦労の上に成り立っています。
『母親なんだから当たり前』が頭にあるパパは、あなたのお母さんからとんでもなく愛されていたか、それ以外の家族が母親に優しくしていない場合があります。
『母親なんだから』その理由は…?
なぜ自分はそう思っているのか、考えてみよう
⑬嫁の趣味や好き嫌いを知らない
趣味趣向によっては、もちろん人に知られたくないものもありますが…笑
即効性のある形でママを喜ばせたり、愛情を伝えるにはこの項目が必要不可欠です。
この時に大事なことは『ママが喜ぶか』です。
以前、ツイッターでこんな投稿が話題になりました。
よく、妻のご機嫌取りにコンビニスイーツってのを見るけどそれが嫌すぎて何度やめてくれって言ってもダメでかなり強く拒否したのにやめてくれなくて、離婚の原因の1つになった私がいるのでまず相手が何を希望してるか聞けと思う。
— 末吉🪓🪓 (@suekichi0000) September 21, 2020
賛否両論の投稿でしたが、こんなレス(返信)がありました。
なにを希望もですが、嫌がっていること、不必要と認知したことをしっかり覚えておくのも大事だなと思いました
相手の喜ぶことをするよりも嫌がることをしない方をやるのが大事ですね— ひゃーみー📛 (@hya_mi_) September 23, 2020
滅茶苦茶わかる…。
以下実話。「俺のプレゼントだ。送りたいものを送って何が悪い」
状況「指輪はこのデザインだけはイヤ←タテツメの指輪=ぶつかるとイタイし、繊細な調度品や衣服に傷つける…)仕方なく日常ではつけれない…すると
「感謝が足りない」
「俺を尊重しない」おいおいおいおい…
— hhbより (@hhb_yori) September 23, 2020
つまり、ほしい物がわからないとしても『自分のことを想って起こした行動』は喜んでくれる事も多いです。
相手を想いやるとは…
相手に興味を持ち、嫌な事や好きな事など、相手の気持ちを想像して向き合う
これだけは夫に理解してほしい…と妻が思う育児の現実
育児は多くの場合、パパが思っている以上に肉体も精神も消耗する重労働です。
そして、育児疲れの原因は、ママを取り巻く状況によって大きく変わります。
その中でも比較的どのママにも共通しているのが、子供の月齢(成長度合い)によって感じるストレスのジャンルが変わってくることです。
例えば、新生児の頃のストレスは本当に眠気との戦いですし、赤ちゃんが動けるようになってからのストレスは、誤飲や落下等の命に係わることも多く、いつも目が離せません。
産後からの数年は夫婦や家族の今後が問われる時期
生きていれば、思いもよらない怪我や災難、病気に見舞われることもあります。
そんな気持ち的に踏ん張りが必要な時にあなたを支え、一緒に頑張ってくれる…それが家族です。
考えてみると、結婚したほとんどの人は自分の親兄弟よりも、嫁(夫)や子供と長い人生を歩むことになります。
いざ踏ん張りが必要になった時、一緒に頑張っていくための強さを作っていく時期だと考えると、子育てを夫婦で乗り切る意味はより一層深くなるはずです。
「俺(私)のが頑張ってる」そう思い始めるとモヤモヤする
パパは仕事で疲れて帰宅したら、ちょっと体を休めたい…そう思うのは自然なことです。
しかし、育児中真っ只中で子供と一日中向き合っているママもなんだかんだ疲れています。
夫婦がお互いに忘れないでおきたいのは「自分がやっていない事の疲労度は、やってないからわからない」ことです。
「自分のほうが大変なんだから」そう考え始めると、不思議と相手の頑張りって見えてこなくなるものです。
どんな人でも、自分が一番大変だし、可愛く思えてしまう…みたいな心が少なからずあります。
それが気の許せる家族が相手なら、なおさらです。
まずは、相手がアナタや家族の為にしてくれている事に、まずは目を向けて感謝してみましょう。
家族をあきらめないで!
気にいらないから…そんな一時期の感情で相手とケンカするのはとても簡単です。
だれにでもうまくいかずにイライラする日はあります。
でも、様々な出来事を自分の一方的な思い込みで判断して一喜一憂するのは、絶対に大損です!
産後の数年を乗り越えた先には、きっともっと夫婦や家族の絆が強くなった未来が待っています。
どうか家族をあきらめないでください。
では。